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日日是好日 その3

この映画(小説)は,茶道を知らない人にそっと茶道の世界を教えてくれるような作品だと思います。

主人公が20歳から茶道を始めて、20年間を描いています。

若くてもすでに大人です。理屈が先で、頭で考えることに馴れているからこその気持ちが描かれており、茶道を知らない人と等身大で分かりやすいと思いました。

 

私はというと、物心ついた時には既に茶道を習っていたので、大人の人の苦手意識が分からないのです。理屈はなく、言われるがまま「はい」とやるだけです。なので、そのあたりの感覚が違うのだと思いました。

 

確かに「どうして、こんなことするの?」何で?どうして?が茶道の世界には沢山あります。

しかし茶道はまずは形からです。そして、その後に理由「何で?どうして?」が分かるようになるし、意味がある事を知る。心が付いてくるのです。

例えて言えば「1+1=2」の計算で出た答えを何で?とは思は無いですよね。1+1は2と皆さん覚えたと思います。これをどうしてと考えるのは、専門の数学者の方にお任せしましょう。

 

茶道は五感のすべてを使い、感じて行うもの。ですから頭で考えて分からなくて良いのです。

 

庭の木や季節の草花を眺めながら茶室へと続く路地を行き、蹲からちょろちょろと流れ落ちる水の音を聞きながら手を洗います。

茶室に入れば、その日の状況、季節に合わせてかけられた掛軸を眺め、その下に生けられた季節の花を愛で、炭のにおいを感じながら、湯が沸く釜の音を聞く。

静寂の中の音を聞き、ゆったりと行われる点前を見て、一杯の茶を頂く。

とは言っても実際、茶道歴だけは長い私もまだ良くわかりません。

茶道を続けた一番の理由。お菓子が綺麗、美味しい。お茶が美味しい。です。

もうちょっと格好つけて言えば、茶道の季節感や空気感。キリッとして、気持ちがすっきりとします。私にとってはストレス解消に一役買ってくれています。

 

そんな茶道の世界をこの茶室で皆さんに少しでも感じてもらえればうれしいです。

皆さんも一緒に体験しませんか?

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